第13回中国国際食品・飲料展覧会(SIAL China 2012)
「第13回中国国際食品と飲料展覧会(SIAL China 2012)」が5月9日~11日に渡り上海市浦東地区の上海新国際博覧中心で開催され、世界各国からワイン、乳製品、スイーツ、コーヒー、茶、冷凍食品、缶詰などが展示されました。
SIAL国際食品・飲料展覧会は、1964年からフランスのパリで開催が始まった国際食品飲料見本市であり、2000年から中国でも開催され今年で13回目となりました。68ヵ国・地域から1,750社が出展し、展覧面積は前回より25%増の7万㎡を超え、中国最大級の食品専門見本市であることはもちろん、アジア最大とも言えます。
各種食品・飲料のテーマ毎で展示館が分かれており、さらに館内は国際展示区域と国内展示区域に仕切られていました。例えば、ワインの展示スペースでは、味や産地などの知識を来場者に紹介するセミナーの開催や試飲スペースの設置、業者向けのプレゼンテーションや商談が活況でした。また、各国の調理人による料理ショーも人気を集めていました。近年、食生活がますます豊かになってきた中国では、自宅でも洋食を作るようになってきており、世界各国の食材に対する需要は今後増大すると思われます。
今回、日本貿易振興機構(ジェトロ)は、日本国内の食品関連企業22社との共同ブース「ジャパンパビリオン」を会場内に設置しました。東日本大震災によって執られた日本産食品の輸入禁止措置が昨年11月に一部解禁されたこともあり、22社が出展されていました。パン、菓子類、焼酎、日本酒、ラムネ、清涼飲料水、米、せんべい、麺類、醤油、味噌、健康茶、豆乳など中国に制度上輸出可能な食品をPRしていました。
茨城県の食品等については、現在のところ中国政府より輸入停止措置が講じられていますが、茨城県上海事務所では今後の解禁を見据えて、茨城県産品の中国販路開拓のサポートを実施してまいります。