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第16回中国(重慶)国際投資・グローバル調達フェアに出展しました

 5月16日(木)から19日(日)にかけて重慶国際博覧中心(新たに建設された中国第2、西部最大の展示会場。今回のイベントがこけら落とし。)にて第16回中国(重慶)国際投資・グローバル調達フェア(略称:渝洽会)が盛大に(出展面積は実に10万㎡)開催されました。

 渝洽会は商務部、国務院三峡工程建設委員会弁公室、中国国際貿易促進委員会、重慶市人民政府、西部及び一部中東部省市人民政府の主催により、「投資促進、グローバル買付、輸入消費」をテーマに、中国国内の27省市及び10の国(地域)から50の政府代表団、547の多国籍企業、5,700社余りの企業が出展しました。出展企業のうち124社は世界ベスト500社に入る企業です。渝洽会は重要な国際協力のプラットフォームとして、西部地区の対外開放促進のための重要な役割を担っています。展覧会開催前に、既に78億米ドルの契約意向が確認され、4日間累計の入場者は21万9千人にのぼりました。

 重慶市は中国4大直轄市の一つであり、面積が8.24万k㎡(北海道より少し大きい)で、常住人口が2,945万人に達し、2012年、重慶市のGDPは1兆1459億元(前年比13.6%増)であり、鉄鋼業、セメント製造業、二輪車製造業、自動車製造業などが代表的な産業です。地形は起伏があり霧が発生しやすいことや、傾斜地に開けた街であることから、別名「霧都」、「山城」等と呼ばれています。

 茨城県水戸市と重慶市は友好交流都市であり、その縁は、昭和60年(1985年)に、当時の中日友好協会副会長であった孫平化氏が水戸市を訪れたことがきっかけで始まりました。その後、両市の代表団が相互に訪問を重ね、平成5年(1993年)に水戸市で開催された全国都市緑化フェアの際、中国国家文物局の協力により恐竜化石を出展し、フェアの成功に大きく貢献しました。こうした交流が実を結び、平成12年(2000年)調印使節団が重慶市を訪問し、友好交流都市の提携・合意が行われました。

 今回、茨城県上海事務所は重慶市の友好交流都市である水戸市高橋市長からのイベント開催のお祝いの親書と記念品を持参して重慶外事弁に表敬訪問を行ないました。重慶市人民政府外事僑務弁公室の唐文副主任、同弁公室アジア処の林倩副処長が対応しました。唐文副主任から茨城県側が茨城の観光協会や観光物産課、或いは旅行事業者を重慶に連れてきていただければ、重慶市が観光局や旅行事業者等を取りまとめるので、重慶で茨城の観光プロモーションを開催していただきたい旨の提案を頂きました。

 茨城県上海事務所は日本貿易振興機構(ジェトロ)の共同ブースにて出展しました。ジェトロのブースに6企業、8自治体が参加しました。

 ブースでは、茨城県の観光パンフレット、筑波宇宙センターのチラシ等の配布とともに、来場者に茨城県の認知度アンケートを行いました。アンケート回答者にはハッスル黄門のエコバッグか、縫いぐるみを配付しました。アンケート回答者は500人を超え、茨城県の紹介誌や観光パンフレットを各々800部持参しましたが、すべて配布できました。また、ジェトロの展示スペースにおいて、笠間焼や結城紬の実物を展示したところ、興味を示した来場者も多く、100部ほど持参したカタログもなくなるなど、有意義な観光PRとなりました。今後も、茨城県の知名度アップ、観光誘致に努めていこうと思います。

出典:水戸市公式サイト ジェトロ報告書