上海茨城県人会を開催しました
上海茨城県人会は、上海市及び周辺各省に在住する茨城県出身者やゆかりのある方、茨城県内に本社、支社、工場等を有する企業の方などから構成され、会員様の相互交流、親睦を深めることを目的に、親睦会、セミナー、スポーツ交流などの行事を実施しています。このたび、2013年6月26日(水)に2013年度はじめての上海茨城県人会を開催しましたのでご紹介します。
まず、第一部として、高井・岡芹法律事務所上海代表処首席代表弁護士である東城聡氏の協力を得て「中国契約法の留意点」を演題としたビジネスセミナーを開催しました。セミナーの内容は、中国契約において一般的に留意すべき点からはじまり、売買製造物供給契約、代理店等との業務委託契約についてでしたが、具体的な事例を交え、分かりやすく説明して頂き、とても面白く参考になるセミナーでした。セミナー冒頭に、「中国で契約書を作成する場合、日本人にとっては、日本語による契約書が中身を良く把握でき安心できると考えがちだが、もし裁判になった場合、必ずしも裁判所指定の機関による翻訳の品質が確保されるとは限らないため、日本語が必ず有利になるわけではない」という話があり、なるほど!とセミナーの内容に引き込まれました。中国で事業を展開する場合には、顧問弁護士など相談できる専門家の必要性を改めて認識しました。
セミナー後は、第二部として懇親会を開催しました。懇親会にはセミナーに参加できなかった会員様も加わり、合計37名で大いに盛り上がり、最後に「茨城県民の歌」を熱唱して閉会しました。
茨城県上海事務所では、今後も茨城県にゆかりのある方々の相互交流を図る場として、上海茨城県人会を通して様々なイベント等を開催してまいります。沢山の方のご参加をお待ちしております。