中華エコ聯合会などが主催する第７回中国空気浄化技術設備博覧会が２０１４年５月２６日から２８日にかけて上海光大会展中心で開催されました。198社が1,000以上の空気浄化関連の先端技術製品を出展し、3日間の合計来場者数は、約28,500人にのぼりました。

　中国国内では、中国では工場や車の排ガスなどから生じる微小粒子状物質ＰＭ２．５による汚染の深刻化を背景に、中国国内の空気清浄機販売台数が2013年には約240万台（前年比90.5％増）となるなど、空気清浄機に対する関心が高く、展示会場内は空気清浄機の展示がとても目立ちました。

　ブース出展者は、中国国内各地の業者が多く、海外企業では米国、ドイツ、カナダ、スイス、スウェーデン、台湾、韓国企業のブースが見らました。

　日本からは唯一、茨城県内企業である株式会社システム空調（本社：茨城県土浦市、代表取締役石本和夫）が出展し、自社の製品を展示していましたので、ご紹介します。

 株式会社システム空調

　　住所　　　　　茨城県土浦市神立中央３-１９-３２

　　代表者　　　　石本　和夫

　　業種　　　　　省エネ空調設備・設計・施工

　　HPアドレス　http://www.system-kucho.jp/

インタビューの概略

　中国国内では、PM2.5 対応空気清浄機と分ダクトファン「風太郎」を販売したいと考えている。青島において、新会社を設立するための準備を進めており、早ければ秋口にも本格的にスタートする。

　PM2.5対応空気清浄機で使用するフィルターは、安心してご購入いただけるように第三者機関（同済大学研究室）による性能評価を実施したほか、今回の展示中もフィルターの性能が一目見て分かるように、吸入口と排気口の値を計測して表示した。また、抗菌についても、中国「上海出入境検験検疫局」で抗菌試験を実施し、CNASの試験報告書を取得した。空気清浄機は1台3,400元で販売を予定している。

　分ダクトファン「風太郎」は、風量を調節できるほか、フィルターを設置すれば、空気も浄化できる。１台3,060元で販売を予定している（設置費用別途）。