「第19回中国東西部合作・投資貿易商談会及びシルクロード国際博覧会」に出展しました(西安)
2015年5月22日(金)から26日(火)にかけて西安曲江国際会展中心にて、第19回中国東西部合作・投資貿易商談会及びシルクロード国際博覧会(略称:西洽会/丝博会)が盛大に開催されました。西洽会は国家発展改革委員会、商務部、税関総局、中国貿易促進委員会、中国人民対外友好協会、陝西省人民政府が主催する国際見本市です。
今年の西洽会は、シルクロードテーマ展、東中西部協力展、専門展という三つの分野に分けて、展示面積は30万㎡に達し、98の国・地域から2,000名の外国人来賓が参加し、23の国が国家館を創立し、来場者は50万人に達しました。西洽会は重要な経済交流のプラットフォームであり、全体の国際契約投資額は46.56億米ドル、国内契約は5,581.02億元に達しました。
茨城県上海事務所は上海愛美得商貿有限公司、常陸興業株式会社と合同出展しました。各社は中国の関係者とブース内に設置した商談テーブルで個別に商談しました。20件ほどの商談があり、大きな成果が生まれそうとの報告をいただいております。
当事務所は茨城県の観光PRパンフレットを配布したほか、微博イベントを行い、来場者に県の伝統的な工芸品及び県内観光PRを行いました。本県の微博・微信に登録した来場者にハッスル黄門の縫いぐるみ、コンパクト、ポーチを贈呈しました。また、ブースの展示スペースにおいて、笠間焼や結城紬の実物を展示・販売し県の伝統的な工芸品をPRしました。
また、地元最大手新聞社「陝西日報」の取材を受け、陝西省の読者に茨城県をPRすることができました。今後も、茨城県の知名度アップ、県内企業のビジネス活動支援、観光誘致、物産の海外販売拡大に努めてまいりますのでご協力をお願いいたします。
上記「陝西日報」記事の翻訳文
西洽会に出展する鴫原 俊秀:日中友好交流のために参りました
陝西伝媒网(記者 張亜)は初めて鴫原俊秀さんと西洽会の展覧館で会いました。彼とスタッフは日本の伝統の服装を着て、多数の来場者の中ですごく目立っていました。他の国のブースと比べて、鴫原様(日本語で「様」は中国語の「先生」の尊称)のいたブースは、全ての中国人の日本語が上手でした。この点についても人の目を引きました。
鴫原様の第一印象は穏やかでおっとりとして上品で、いつも微笑んでいました。交流していた期間中、彼はやさしい声で話し、知識があり礼儀もわきまえていました。今回は中国の仲間を通じて出展し、日本茨城県の製品を中国の西洽会に持ち込みました。今回のイベントにより、日中友情を深め、頻繁往来を増やしたいとのことです。
日中友好を促進するために茨城県からいらっしゃいました
鴫原様は日本茨城県からいらっしゃいました。茨城県は日本本州島中部の一県として、東には太平洋に臨み、関東平原の東北部にあり、首都圏に属し、東京まで40キロの距離です。北は福島県と隣接し、西には栃木県と接し、南には利根川をはさんで、千葉県、埼玉県と接し、交通は便利です。鴫原様は東京まで、バスであれ、列車であれ、2時間くらいで行け、近くて便利だと特に茨城空港を紹介しました。
茨城県は筑波研究学園都市として世界でも有名です。筑波研究学園都市は日本最大の科学技術団地です。茨城県で一番有名な観光地は高さ120メートルの牛久大仏で、一番有名な美食はメロンです。
今のところ、中国と茨城県との交流の中、一番多いのは留学生の交流です。中国人に自分の故郷である茨城県に旅行し、異なる文化により異なることを体験してほしいと話していました。
西安は初めて 「長恨歌」をしきりに称賛 一番好きなのは涼皮
21日に西安に来たと鴫原様は言いました。鴫原様は前から西安が十三朝古都で、たくさんの観光地があることを知っていますが、時間が限られており臨潼華清池の「長恨歌」という演劇しか見られていないと話していました。インタビュー中、鴫原様は親指を立て、『「長恨歌」を見ました。すばらしいです!』と強調しました。言葉で賛美と中国古代文化への崇敬が見て取れました。
陝西省の食べ物は何が美味しいですかと聞いたら、優しい鴫原様の顔でこれまで見たことない喜びを示し、西安に来ている二日間とも涼皮を食べたと話していました。「すごく辛いものは食べられませんが、西安の美食である涼皮は程よい辛さで私の口に合います」と言いながら、両手とも親指を立て、子供のように可愛いです。
家族は日本にいる 中国で単身赴任3年かもしれない
インタビュー中、「妻と子供は日本にいる。中国に来てまだ2ヶ月で、ずっと上海の賑やかなところに住んでいる。感覚的に上海市の生活リズムは早すぎる」と鴫原様は話されました。「私は今年53歳で、恐らく若者より血気盛んではありません。もっと早く中国に来ればもっと深く中国を知ることができたと思います。ですからもっと若い人たちが日本と中国で交流すればいいと思います。」若者のように元気いっぱいではありませんが、鴫原様の洗練された穏やかさは若者にはないものです。彼の中国人の友達が私に「鴫原様は物事を慎重に大局的な視野に立って考えます。洗練された穏やかさがあります。彼と一緒にいると安心します」と話していました。
今回、鴫原様は中国に、3年間滞在する計画です。しかしながら、鴫原様は「3年以後もずっと中国にいる可能性もあります」と発言しました。26日に西安から上海に戻りますが、以後機会があれば是非西安の観光地をめぐりたいとのことです。それにより一層中国伝統文化を感じられると思いますと話していました。