キャラバン事業(中国・ASEAN)に茨城県関連企業2社が参加しました
日本貿易振興機構(ジェトロ)が主催するキャラバン事業(中国・ASEAN)の上海における商談会が2015年12月8日(火)、 シェラトン上海虹橋ホテルで開催され、日本の中小企業52社が参加しました。
キャラバン事業(中国・ASEAN)とは、日本の中小企業の日用品・生活雑貨のアジア市場展開支援を目的とした事業です。
本事業は、安心・安全・高品質で、機能性やデザイン性が高い日用品・生活雑貨を対象に、商談会、ウェブサイトを用いた企業PR・商談支援、海外市場視察など複数の事業ツールを組み合わせ、現地取引先の開拓を目指すものです。商談会は、北京(8月)、タイ(バンコク:8月)ベトナム(ハノイ、ホーチミン:ともに11月)、上海(12月)、広州(12月)で開催されました。
この事業の魅力の1つは、商談会の会場に現地バイヤーが多数招待されており、その場で商談ができることです。各社ブースでは、多くの商談が行われました。
その中で、茨城県に拠点を置く中小企業2社が商談会に参加しましたので、インタビュー結果をご紹介します。
エーベル・バイオクリーン株式会社
つくば営業所:龍ケ崎市
当社のアジアキャラバンへの参加は4年目で、今回が集大成と思い参加した。今年度から代理店も変わり、緑の魔女は、現在、中国、台湾、香港、韓国、ベトナム、シンガポールで販売している。
今年度の商談会に関しては、PM2.5が酷いせいで、当社で販売代理している「空間除菌ブロッカーCL-60」(二酸化塩素を使用した消臭・除菌製品)に関する引き合いが例年以上多かった。商談会でも「今購入したい」という声を頂いた。
緑の魔女については、4年前と比べると中国人の環境への意識が明らかに変わっており、熱心にご質問される方も多かったように感じる。
商談件数はどの商談会でも20件以上あった。
4年間のアジアキャラバン事業を通じて、幾らいろんな日本国内で海外用セミナー等に出てもやはり現地じゃないと得られない情報は山ほどあると感じた。
アジアキャラバンは、現地の情報を探るには良いマーケティングの場だと考える。
有限会社モーハウス
本社:つくば市
日系では、久光、伊勢丹など数社と商談した。商品のコンセプト・理念は先進的で今の時代に合っているという評価をいただいた。今後情報を交換しながら対応したい。中国企業からも、弊社のような商品を品揃えしていることが重要だとの話をいただいた。
自社自慢の商品の販路を海外に求めている中小企業は、選択肢のひとつとして、キャラバン事業(中国・ASEAN)のような事業への参加を検討されてみてはいかがですか?