上海茨城県人会は、上海市及び周辺各省に在住する茨城県出身者やゆかりのある方、茨城県内に本社、支社、工場等を有する企業の方などから構成され、会員様の相互交流、親睦を深めることを目的に、親睦会、セミナー、スポーツ交流などの行事を実施しています。2016年月3月15日（火）、2015年度４度目の上海茨城県人会を開催しましたのでご紹介します。

　第一部には32名が参加し、日本貿易振興機構（JETRO）上海代表処の斉藤浩史副所長をお招きして「中国経済の現状と進出日系企業の動向およびジェトロの重点業務分野」と題したセミナーを開催しました。セミナーでは、中国経済の現状を具体的な数値を踏まえて分かりやすく説明していただきました。中国のGDP成長率（実質）は鈍化傾向にあるものの、GDPの対前年増加額だけでもインドネシアのGDPを上回る規模であること、域内総生産額（GRP）においても、広東省、江蘇省、山東省の域内総生産額が、インドネシア一国よりも規模が大きいといった点は特に印象に残りました。その他、中国経済の現状を再確認できる内容であり、大変参考になりました。

　セミナー後には、第二部として懇親会を開催しました。セミナーに参加できなかった会員も加わり、合計３４名で大いに盛り上がり、最後には恒例になりました「茨城県民の歌」を熱唱して閉会しました。

　茨城県上海事務所では、今後も茨城県にゆかりのある方々の相互交流を図る場として、上海茨城県人会を通して様々なイベント等を開催してまいります。沢山の方のご参加をお待ちしております。