香港国際旅行展覧会(ITE2016)へ出展しました
2016年6月16日から19日にかけて、香港特別行政区で開催されました「第30回香港国際旅行展覧会(ITE2016)(以下 ITE)」に出展しました。
ITEは、ITE2016運営会社が、中国国家旅遊局、香港政府観光局、香港観光産業協議会等の後援を受けて開催したもので、今回で30回目を迎えた香港で最大の国際旅行見本市です。 今年は50の国・地域から604団体が出展し、期間中は業界関係者12,081人、一般来場者87,812人が来場しました。業界関係者は、旅行会社はもとより、多くのインターネット関連の放送会社やコンテンツ会社、雑誌社などが来場していたことが特徴的でした。
日本関係の出展者は、北陸、山陰山陽、東北、九州、中部など、広域の連合体による出展がほとんどでした。民間企業では、旅行会社、鉄道会社、ホテル等の出展が多く、FITに注力している様子が窺われました。
東京から茨城への日帰りツアーを扱う旅行会社もあり、ゴールデンルートからの幅の広がりを実感するとともに、本県への旅行について可能性を感じました。
茨城県上海事務所は、県庁国際観光課及び県観光物産協会の方とともに、単独でブースを構え、茨城空港へ就航している直行便、秋に開催される県北芸術祭、訪問者が急増している国営ひたち海浜公園のネモフィラやコキアなど、茨城県の魅力をPRしました。
特に印象的だったのは、香港の方々は、とても日本に対する興味が旺盛で、こちらの説明に、真剣に耳を傾け、熱心に質問をいただけたことです。「この春にネモフィラを見てきた。」と言って、スマートフォンの写真を見せてくれたり、「年に何度も日本へ旅行をしているよ。今度茨城にも行ってみるよ。」というお話も伺いました。
香港は、日本に関する情報が豊富です。日本の文化、トレンド、観光、グルメなどを紹介するメディア等が数多く存在する事にも驚かされました。しかしながら、本県の情報はほとんどなく、取り残されていると感じました。
今回の出展は、具体のツアー造成の成果もありましたが、それ以上に今後の香港における本県へのインバウンドの大きな可能性を感じるとともに、メディア等を効果的に活用しながら、繰り返しPRを行っていくことの必要性を実感しました。