2016広州国際旅游産業展覧会(CITIE2016)に出展しました
2016年9月9日(金)~11日(日)の3日間、広東省広州市にある中国進出口交易会琶州展館において「2016広州国際旅游産業展覧会(CITIE2016)」が開催されました。
CITIEは2005年からスタートした広東省では最大の規模を誇る旅行博です。今回の旅游産業展覧会には、55の国・地域、23省市から3,000の観光関連業者が出展し、展覧面積は10万㎡に及びました。来場者数は、業界関係者・バイヤーが約1万5千人、一般来場者数が約50万人、合計約51万5千人に達しました。3日間の売り上げは約8億元になりました。
茨城県は、栃木県、群馬県と合同で出展しました。北関東3県である茨城県、栃木県、群馬県は、それぞれ魅力的な観光地や食に恵まれています。北関東3県の魅力を宣伝し、多くの中国人観光客を誘致するため、当ブースでは日本好きの中国人来場者にアンケートなどの活動を行いました。茨城県上海事務所が運営している微信か微博のフォロワーになった来場者に、ハッスル黄門の縫いぐるみやカードケースなどをプレゼントする活動を行い、微信のフォロワーは会期中に約350人増加しました。一方、上記の活動に加え現場体験活動(※)も行い、効果的に北関東特に茨城県の魅力を伝えました。
(※)(1)ブルーバック(観光疑似体験)撮影会
当ブースでは、バーチャル旅行体験ができるコーナーを設置し、記念撮影イベントを実施しました。茨城・栃木・群馬の中から好きな景色を選んでもらい、背景を合成できる専用の撮影機で写真を撮り、その場でプリントを渡しました。撮影しながら紹介することによって、中国人に北関東の観光地を分かりやすくPRできました。写真を撮った来場者は皆「北関東は綺麗ですね!」、「ネモフィラを見に行きたいです!」と話し、多くの人がブース前に集まりました。
(※)(2)手湯体験
茨城、栃木、群馬は温泉が多いです。当ブースでは、3県の特色のある温泉を手湯体験しました。手湯は、誰でも手軽に温泉を楽しむことができます。「大子の温泉が好き、肌が滑らかになった!」、「草津温泉はこんな感じですか。」と来場者は感想を語りました。実際に指先で温泉の感触を体験することによって、宣伝効果もアップしました。
(※)(3)着物ショー
北関東3県は伝統的な着物・織物の産地です。茨城県の結城紬は有名です。ステージで着物ショーを行ったほか、当ブースで着物の体験・記念撮影イベントも行いました。着物体験コーナーは長い行列ができていました。
(※)(4)ビジット・ジャパン合同観光商談会
2016年9月9日(金)、ジ・ウェスティン琶州広州において、日本政府観光局(JNTO)のビジット・ジャパン合同観光商談会が主催されました。茨城県国際観光課は県内のバス会社である「株式会社旅人」及び北海道へフェリーを運航している「商船三井フェリー株式会社」と合同で商談会に参加し、事前にマッチングした旅行会社と商談しました。商談会では主に「茨城・栃木・群馬を周遊する広域観光ルート」や「東京発、茨城経由北海道へのフェリー観光ルート」を旅行会社に紹介しました。商談した旅行会社は皆FITの業務がほぼ3割を占めていて、東京への団体ツアーも多く扱っているので、北関東へのツアーはとても可能性があると感じました。商談会後、「株式会社旅人」に中国の旅行会社から6件ほど問い合わせ・連絡がありました。また中国の旅行会社2社から10月下旬に北関東三県の現地下見予定の連絡もあり、とても良い成果を収めたと思います。
◎「茨城・栃木・群馬を周遊する広域観光ルート」
「国際観光課」:
このルートでは、海・温泉・グルメが楽しめ、茨城県ではひたち海浜公園、偕楽園、牛久大仏等の観光地、また東京から茨城県への日帰り・2日間の旅行コースを紹介しました。
「株式会社旅人」:
株式会社旅人の業務内容、中国旅行会社とのやり取り方法、バスの状況などを詳しく説明しました。
◎「東京発、茨城経由北海道へのフェリー観光ルート」
「商船三井フェリー株式会社」:
フェリーの施設、運営時間、費用など詳しく説明しました。
今回の旅行博覧会は北関東3県合同で初めて出展した展示会で、多くの旅行関係者関心を集めのブースへの来場がありました。ブースの前では、茨城県の観光地についての積極的な質問を沢山受けました。とても効果があったと実感しています。今後も多くの中国人に北関東特に茨城県のことをよく知ってもらい、中国人観光客の誘致に貢献したいと思います。