上海世界旅遊博覧会(SWTF)2017へ出展しました
2017年4月20日(木)から23日(日)にかけて、上海市中心部にある上海展覧中心において、「上海世界旅遊博覧会(Shanghai World Travel Fair、以下SWTF)」が盛大に開催されました。茨城県上海事務所は㈱旅人、商船三井フェリー㈱と合同出展し、茨城県の観光PR活動を行いました。
SWTFは上海市観光局及びVNUエキシビジョンヨーロッパが合同主催し、2004年の初開催から、今年で14回目となりました。中国長江デルタに住む国民のみならず、中国各地の国民にとっての旅行市場の毎年の盛大な展示会です。中国で最も規模が大きく、国際的な影響力を持つ旅行展示会として、毎年、世界中の観光地旅行局、航空会社、客船会社、ホテル、旅行代理店等の関連機構、企業バイヤーが集結し、多くの旅行愛好者も来場します。
今年は、53余りの国・地域から750余りの団体が出展しました。4月20日~21日は専門業者開放日で、約12,500人が来場しました。4月22日~23日は一般来場者向けで、約49,800人が訪れました。展示会期間中、旅行商品販売の総売上は4,074万元(約6億7千万円)に達するなど、中国人の旅行に対する旺盛な需要が見られました。
専門業者開放日には、各社は中国国内の旅行会社と商談を行いました。昨年より、専門業者の来場者がやや少なかったように感じましたが、各社とも、ツアーやチケット販売等について具体的な内容の濃い商談ができた様です。
一般開放日には、各種類の観光パンフレットを配付したほか、カードケース、小銭入れ、ラインマーカー、ハッスル黄門ぬいぐるみ等をプレゼントする微博(中国版ツイッター)、微信(中国版LINE)プロモーションを実施するなど、茨城県の観光PR活動を行いました。予定していたパンフレットやグッズが不足してしまい、途中で補充するなど予想以上に反響が大きかったです。
日本政府観光局のブースには、ステージが設置されて、茨城県上海事務所をはじめ、多くの自治体事務所はステージを利用し、各自の観光地を積極的にPRしました。茨城県上海事務所の舞台パフォーマンスでは、興味を持つ観光客に茨城県の観光地を宣伝し、クイズ大会を行いました。来場者は観光地の説明を熱心に聞き、クイズにも積極的に回答していました。「ハッスル黄門」の着ぐるみの登場により、イベントがより一層盛り上がりました。
連日、多くの来場者で賑わい、来場者の日本旅行への関心の高さを実感しました。「茨城県に行ったことがあるよ」という来場者の声が昨年よりも増えた感じがしますが、「茨城県はどこにあるの?」という声もまだまだ多くあり、知名度向上の伸びしろはまだまだあると感じました。