重要法規解説

　税関総署は2018年12月12日付「税関審査業務の規範に関する公告」（以下、公告という）を公布し、2019年1月1日より実施する。本稿は「公告」の概要について以下の通り取りまとめます。

１．税関は審査を実施する際、被調査人の関連資料を複製する必要がある場合、被調査人の法定代表人または主要委託者またはその指定代表は、複製資料と原簿との一致を確認した後、その複製資料に出所、ページ数、複製期日、「本体は原本と一致し、照合は誤りがない」を記述、署名捺印、関連資料を翻訳する必要がある場合は、被調査人が税関の要求に合致する通訳書類を提供しなければならない。

２、税関は審査の際及び検査完了後、それぞれ「中華人民共和国税関検査記録」及び「検査業務記録」を作成し、双方が確認の上、調査員と検査現場責任者及び被調査人はそれぞれ署名、捺印する。

３、税関は被調査人の法定代表人、主要責任者及びその他の関連人員を尋問する際には、「中華人民共和国税関尋問筆記記録」を作成し、尋問人、記録人及び被調査人は確認、署名しなければならない。

４、税関は抜取、サンプル取りの際、「中華人民共和国税関抜取/サンプル取り証票」を記入し、双方が照合し、誤りがなければ、調査員が署名、被調査人の代表が署名、捺印する。

以　上